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黒く見える胎の中央に、赤茶枠で囲まれた大きな黄のアイを各1つ胎両面に置き、アイから8本の白い波線が放射状に広がります。地中海東岸のレバノン出土、4C-9C頃のモザイク芯玉と、入手時の説明です。
胎の黒く見えるガラスは、光を当てますと、セミ・クリアな赤紫のガラスと判明し、孔の中では波線の白ガラスに影響されて白めの赤紫で、赤茶ガラスが孔まで達しますので、赤茶と白のモザイク片を芯(孔)周りに巻いたモザイク芯玉です(14-16枚め)。アイの黄と縁の赤茶は、孔の内側に達せず、アイ部分を凹ませ胎に象嵌し、縁の赤茶は、アイの黄と胎の赤紫や白を繋ぐように上に被せます。
黄のアイから放射状に広がる白の波線は、赤茶の胎に施された溝に不透明な白ガラスを埋め込んでいます。アイと放射紋が特徴的なササン・ビーズでは緑の胎に黄の放射線が、波形でなく直線で広がるため。本品はササン・ビーズと別系統のモチーフと考えられます。
Bead Timelineには、300年~700年頃の欄にアイと放射紋の丸玉が掲載され、7C頃のササン・ビーズ13個のうち大きなアイ1つと放射紋は、本品とややとなる3つが掲載され、他方、4C頃のローマ末期には大きなアイ1つ(多分、両面で2つ)と放射紋の丸玉が3つ掲載されます。とくに300年頃に本品と全く同じモザイク玉が掲載され(596番上)、説明の4C-9Cでも早い300年頃のローマン・モザイク芯玉です。
出土したレバノンは、地中海東岸レバント地域に位置し、少し北のシドンと同様に、ヘレニズム期やローマ期のガラス製造に原料砂の主要な供給地でした。前1C~後1C頃のベイルートには、発掘で判明したように、ガラス製造用のタンク型の大型炉が存在し、大量のガラス製造を示唆する最初の例とされます。前2C~前1Cに生じたガラスへの高い需要が、大規模なガラス製造を可能とした吹き製法の発見に繋がり、ベイルートは50年末までに急速に、未着色の原(1次)ガラスを製造し、着色や加工の2次製造拠点に輸出しました。
戦禍に翻弄される今日のベイルートと異なり、12Cのベイルートは、ダマスカスなどともに原ガラス製造を継続し、イスラム・ガラスの発展を担いました。本品は、繁栄したパレスチナの過去を如実に語る、興味の尽きないモザイク芯玉です。
サイズ 縦 約8㍉ 幅 約6.5㍉ 孔径 約 4㍉弱
| 商品の状態 | 目立った傷や汚れなし","subname":"細かな使用感・傷・汚れはあるが、目立たない |
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